第 1 種 ME 技術実力検定試験とは
その名の通り、以前紹介した「第 2 種 ME
技術実力検定試験」の上位試験になります。
医療従事者や臨床工学技士を目指す人、医療機器営業に携わっている人であれば、聞いたことのある資格になると思います。
本試験運営元の公益社団法人日本生体医工学会によると、“ME機器の安全管理を中心とする医用生体工学に関する知識をもつ、「適切な指導者」” と定義されています。
本資格を取得している人たちは、医療従事者や臨床工学技士を目指す人、医療機器メーカに勤める人達になります。
受験条件には下記のどちらかの条件を満たしている必要があるため、だれでも受験できる資格というわけではありません。
医療機メーカに勤務されている方であれば、自分の医療機器に対する知識を深める意味で役に立つかと思います。
ME機器の安全管理を中心とする医用生体工学に関する知識をもつ、「適切な指導者」としての資質を証明することができます。
しかしながらあくまで民間資格であるため、本資格を取得しているからと言って特別な就職ができるわけではありません。
あくまでも知識があることの証明でしかありません。
正直に言うと、現状では本資格を取得しているからといって昇進や昇給に有利ということはなく、難易度の割にはメリットが少ない試験と言わざるをえません。
しいて言えば、就職活動の際に履歴書に書くことができる点がメリットですが、医療従事者の世界ではあくまで国家資格の有無で採用が判断されるので、少しばかりのプラス査定をされるくらいだと思ってください。
しかしながら試験が難しいことは間違いないので、自分の医療機器に対する知識を深める意味では非常に役に立つかと思います。
本試験運営元の公益社団法人日本生体医工学会によると、“ME機器の安全管理を中心とする医用生体工学に関する知識をもつ、「適切な指導者」” と定義されています。
取得している人たちはどんな人 ?
本資格を取得している人たちは、医療従事者や臨床工学技士を目指す人、医療機器メーカに勤める人達になります。受験条件には下記のどちらかの条件を満たしている必要があるため、だれでも受験できる資格というわけではありません。
- 第2種ME技術実力検定試験合格者
- 臨床工学技士免許所有者
医療機メーカに勤務されている方であれば、自分の医療機器に対する知識を深める意味で役に立つかと思います。
取得することのメリットは ?
ME機器の安全管理を中心とする医用生体工学に関する知識をもつ、「適切な指導者」としての資質を証明することができます。しかしながらあくまで民間資格であるため、本資格を取得しているからと言って特別な就職ができるわけではありません。
あくまでも知識があることの証明でしかありません。
正直に言うと、現状では本資格を取得しているからといって昇進や昇給に有利ということはなく、難易度の割にはメリットが少ない試験と言わざるをえません。
しいて言えば、就職活動の際に履歴書に書くことができる点がメリットですが、医療従事者の世界ではあくまで国家資格の有無で採用が判断されるので、少しばかりのプラス査定をされるくらいだと思ってください。
しかしながら試験が難しいことは間違いないので、自分の医療機器に対する知識を深める意味では非常に役に立つかと思います。
勉強方法について
勉強方法についてですが、本試験運営元の公益社団法人日本生体医工学会より販売されている過去問題集をひたすら解くことが最も早道になると思います。大体 5 年分を繰り返して合格点が取れるようになれば間違いないでしょう。
公益社団法人日本生体医工学会: 第1種ME技術実力検定試験テキスト
なお出題形式は若干異なりますが、1 回から 17 回までの試験問題は上記リンク先で閲覧可能ですので、試験問題を見てみたい方は参考程度に確認してみるとよいでしょう。
ただし、学習の際は出題形式や薬機法が改定されていることもあり、5 年前までの問題に留めることを推奨します。
講習会には参加した方がいいの ?
毎年本試験の受講者向けに講習会が開催されており、参加費 1,5000
円で「第1種ME技術実力検定試験講習会テキスト」と過去 3
年分の過去問題集もセットで入手できます。テキストと過去問題集の価格から考えるとお得ではあると思いますが、本試験の対策としては講習会自体にはあまり魅力を感じませんでした。
あくまでも「第1種ME技術実力検定試験講習会テキスト」をもとにした講義です。
試験の得点には直結しないような内容なので、自分の医療機器に対する知識を深めることを目的に参加されるのであれば良いと思います。
おススメの参考書は ?
問題集は公式のものを使うとして、個人的におススメの参考書は「ME の基礎知識と安全管理」です。しかしながら、私個人の感想と指定はただの文字の羅列であって解説しているとは言い難い内容なので、あまりおススメできません。構成も読みにくいです。
その点、「ME の基礎知識と安全管理」は出題範囲よりわずかながら狭いですが、しっかりと読みやすい構成になっているうえで解説が載っています。
足りない部分は「臨床工学技士標準テキスト」で補えば問題ないでしょう。
参考書は確かに安くはありませんが、それらを読み込むことで確実に知識はつきますので、購入しておいて損はありません。
臨床工学技士を目指されている学生ならば、一年次で「ME の基礎知識と安全管理」と「臨床工学技士標準テキスト」は間違いなく購入すべきです。
実際どんな風に勉強したか ?
私は実質 1 年の期間をかけて第 1 種 ME
試験の勉強に取り組みましたが、実際の勉強サイクルは下記のような感じでした。- 週 1 回の過去問題集とテキストの読み込み: 3 時間 (1 年間)
- 週 1 回の集中した勉強: 2 時間 (3 ヶ月間)
都内の満員電車の中で過去問題集やテキストを折り曲げてひたすら立ち読みしてました。
集中した勉強は 3 ヶ月前から 2 時間程度図書館で行いました。
元々過去問題集とテキストを相当読み込んでいたので、集中して問題にあたると結構な速度で消化できました。
電車の中での勉強はものすごく大変でしたが、案外電車の中でも時間を有効に使えるのだと学びました。
最後に
第 2 種 ME 試験について書いた時と同様に、「資格としてあまりメリットがない
」などと乱暴なことを書いていますが、取得することには意味があると思います。合格点をとれるまで勉強をして、医療機器に関する知識を手に入れることと、その姿勢を学ぶことがやはり重要なのだと思います。
私自身、本試験を通して身に着けた医療機器に関する知識と、勉強に取り組む姿勢には何度も助けられました。
また、TOEIC などと同様にいつかは取得していることで大きな恩恵を受けることができる日が来るのかもしれません。
そんな日を迎えるためには、第 1 種 ME 技術者自身が現場で実力を発揮していき、やはり取得者が必要だと病院や会社側に認識して頂くしかないのだと思います。
本試験に興味を持っている方には、ぜひ一度試験を受けてみて頂ければと思います。
ちなみに合格するとバッチと賞状 (申請必要) が手に入るので、満足感はあります。
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