今回は、以前所有していた KC ラックケース HRC-100 (1U/ハーフサイズ) について簡単に紹介したいと思います。
機材整理の際に既に手放してしまいましたが、奥行き 19 mm (蓋含まず) という奥行きの短いサイズのラックケースは意外と珍しく非常に使い勝手の良いラックケースでした。
4U の KC ラックケース HRC-160 についても記事を書いておりますので、気になる方はそちらも読んでいただけると幸いです。
安価なハーフサイズラックケース
HRC-100 は奥行きが短く、安価な価格設定が特徴のラックケースです。若干仕上げが甘いことが難点ですが、初めてラックケースを導入する方には非常におススメです。
短い奥行きのハーフサイズ
HRC-100 の内寸は、内寸: 490(W) × 190(D) × 50(H) となっています。中でも目を引くのは、190 mm という短い奥行きです。
※フタの内寸は 60 mm
最近のラックマウント機器は、技術の進歩で昔と比べて奥行きが短いものが多く発売されています。
そのため、非常に現代のニーズにマッチした奥行きと言えます。
HRC-100 の奥行きは 190 mm と非常に短く使い勝手が良い |
1U ラックケースの主な用途はワイヤレスシステムなどの収納だと思いますが、最近のワイヤレスシステムは奥行きだけでなく、幅方向も短いものが多く販売されています。
そのため、上手く配置すると 2 ~ 3 つの機器を収納することができます。
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上段が HRC-100、当時は 3 つの機器を収納していました |
使用していた当時は、ギターワイヤレスシステムとワイヤレスヘッドフォンシステム、オーディオインターフェイスを格納していました。
案外 1 U でも色々な機器を収納できます。
お求めやすい価格設定
ラックケースと言えばただのケースの割に値段が張るイメージですが、HRC-100 は 6,500 円程度と安価な価格設定になっています。安価ですが、強化ブラックレザー、アルミサッシ、ミニセッション金具使用と他のラックケースメーカの製品と遜色ない仕様になっています。
ただし、価格が安いだけ金具や内装の仕上げはお世辞にもいいとは言えません。
HRC-100 をラックシステム入門用として購入して、今後もラックシステムを使い続けていく決心が付いたら、ARMOR などの高級ケースに移行するのがいいと思います。
HRC-100 は、ARMOR などの高級ケースに比べると品質的に劣る部分もありますが、
低価格であるというメリットがあります。
また、作りが簡素であるためケース重量が若干抑えられている点も見逃せません。
最後に
今回は、KC ラックケース HRC-100 (1U/ハーフサイズ) について紹介してきました。なかなかこの時代にラックシステムに機材を移行する方は少ないかと思いますが、ライブではエフェクターボードを足元に置かなくてよくなるので、自分の足元を広くとれるなどのメリットがあります。
また自宅では機材を綺麗に収納でき、デスクまわりに設置しても違和感がありません。
HRC-100 は非常に安価で、非常に現代のニーズにマッチした短い奥行きを持っています。品質的には ARMOR などの高級ケースに劣りますが、ラックケース入門用として奥行きの短いラックケースをお探しの方はぜひ購入をご検討ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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