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DTM (Desk Top Music)
が一般的になり、アマチュアでも音源を手軽に作成できるようになりました。
そのため、近年のライブシーンでは、同期音源と合わせて演奏するバンドがかなり増えてきた印象があります。
同期演奏はその性質上クリック音に合わせて演奏する必要がありますが、ステージ上で動き回る演者にとって、クリック音をモニタリングする方法は課題となります。
今回は、ステージ上でのモニタリングを容易にする、SHURE PSM300
を紹介していきます。
PSM300
SHURE PSM300
は、シンプルなチャンネル設定で簡単に運用可能且つ、デジタル処理によるきめ細やかな音質が特徴のモニタリングシステムです。
PSM300 システムは、堅牢なオールメタル製シャーシを採用した P3T
送信機、P3R ボディパック型受信機又は P3RA
プロフェッショナルワイヤレスボディパック型受信機 (新周波数帯域モデル)
で構成されています。
ライブの過酷な環境下での使用に耐えるよう設計されていることも特徴で、プロからアマチュアまで幅広い範囲で活躍してくれます。
システムの組み合わせによっていくつか種類がありますが、アマチュアレベルであれば必要な機材がすべてそろっている
P3TJR112GR-JB の型番をおススメします。
SHURE のインイヤーモニタリングシステム。きめ細やかな 24
ビットデジタル音声処理性能により、ステージ上のどこからでも一音一音を正確にモニタリング可能。P3T
ワイヤレス送信機と P3R ボディパック型受信機、SE112
高遮音性イヤホンのセットです。
SHURE PSMR 300
インイヤーモニタリングシステムは、ミュージシャンを絡みやすい配線や足元の場所を取るフロアモニターの煩わしさから開放します。きめ細やかな
24
ビットデジタル音声処理性能により、ステージ上のどこからでも一音一音を正確にモニタリングすることを可能にします。
シンプルなチャンネル設定
PSM300 の特徴の 1 つに、シンプルなチャンネル設定が挙げられます。
チャンネルスキャン機能を備えており、ワンタッチで混信のないクリアな周波数を選定してくれます。
そのため、ワイヤレス機器に詳しく無い方でも簡単にチャンネル設定ができます。
送受信機のリンクについても、相互に赤外線通信を行うことで簡単にリンクすることが可能です。
受信機を無制限に同時接続可能
PSM300 は、受信機を無制限に同時接続することができます。
そのため、バンドで 1
つの送信機と、人数分の受信機を購入することで、費用を抑えながら全員分のモニタリング環境を整えることが可能です。
ミックスコントロール
PSM300 は送信機に入力された 2
系統の信号バランスを、受信機側でコントロールすることができます。
例えば、1 系統に自分の声や楽器の音声を入力し、もう 1
系統に全体の返しや同期音源を入力すれば、受信機を装着した演者自身でそれらのミックスバランスをコントロールすることが可能です。
そのため、使用者自身が最適なモニタリング環境を容易に構築することができ、よりステージングに集中することができます。
実際に使ってみて
PSM300
を実際に使ってみると、「これは手放せないな」と感じるほど快適なモニタリング環境を構築することができました。
これまでは有線でモニタリング環境を構築しており、ライブ中に配線が抜けてしまうなどのアクシデントがありました。
一方、PSM300 はワイヤレスであるため、ステージ上での配線抜けリスクを限りなく低減することができました。
また、PSM300
のメインディスプレイで入力レベルを確認することができ、適切なレベルにモニタ信号を調整できる点も優れていますと感じました。
適切なレベルに調整されたモニタ信号を、ミックスコントロール機能を使用して会場に合わせて調整すれば、簡単に快適なモニタリング環境を構築することができます。
クリアな音質
PSM300 は、ステージ上のどこからでも一音一音を正確にモニタリングすることを可能にするということをうたい文句にしています。
実際に使用してみても、その音質の良さを体感できます。
さすがに自宅内の落ち着いた環境で有線モニタリングと比較すると違いが判りますが、ステージ上ではほとんど音質の違いを判別することはできません。
私は自宅でレコーディングを行うときは有線環境ですが、練習ではもっぱら PSM300 を使用したワイヤレス環境です。
注意点
PSM300 の日本国内流通版で注意しておくべきことは、 P3T 送信機の背面に取り付けられているアンテナの取り外しができない点です。
これは日本の法律に起因したものであるため、無理に取り外すと罰則を受ける可能性があります。
そのため、ラックケースに PSM300 を設置した場合、アンテナを見通しが良い位置に移設することができず、仕様書上の性能を出しきれない可能性があります。
しかし、ラックケースに PSM300 を設置して四方が塞がれている状態でも、広めのライブハウスのステージ程度であれば十分に送受信が成立するので、そこまで心配する必要はないでしょう。
最後に
今回は、ステージ上でのモニタリングを容易にする、SHURE PSM300
を紹介させて頂きました。
PSM300
は、チャンネルスキャン機能を備えているため非常に簡単に運用することが可能です。
また、ミックスコントロール機能を活躍すれば、演者自身がモニタリングミックスを調整し、適切な環境を構築することができます。
インイヤーモニタリングシステムをお探しの方は、ぜひ一度検討してみてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました。
SHURE のインイヤーモニタリングシステム。きめ細やかな 24
ビットデジタル音声処理性能により、ステージ上のどこからでも一音一音を正確にモニタリング可能。P3T
ワイヤレス送信機と P3R ボディパック型受信機、SE112
高遮音性イヤホンのセットです。
SHURE PSMR 300 インイヤーモニタリングシステムは、ミュージシャンを絡みやすい配線や足元の場所を取るフロアモニターの煩わしさから開放します。きめ細やかな 24 ビットデジタル音声処理性能により、ステージ上のどこからでも一音一音を正確にモニタリングすることを可能にします。
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