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1990
年代後半、原付といえばスクーターやレーサーレプリカが主流だった時代に、少し違う方向を向いて登場したモデルがヤマハの「YB-1」です。
YB-1 はビジネスバイクの YB50
をベースに、カフェレーサーをイメージしたレトロなスタイルを与えた 50 cc
スポーツモデルとして 1996 年に発売されました。
空冷 2
ストローク単気筒エンジンと4速ロータリー式ミッションを搭載し、原付免許で乗れる本格的なマニュアル車として人気を集めました。
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| エンジン | 空冷2ストローク単気筒 49 cc |
| 最高出力 | 4.6 PS / 6,000 rpm |
| 最大トルク | 0.56 kgf・m / 5,500 rpm |
| 変速機 | 4 速ロータリー式 |
| 始動方式 | キック式 |
| 車両重量 | 84 kg |
| シート高 | 745 mm |
| 燃料タンク容量 | 7.2 L |
| タイヤサイズ | 前: 2.25-17、後: 2.50-17 |
YB-1 の魅力
レトロなスタイルが最大の魅力
YB-1 を一目見た時にまず印象に残るのが、そのクラシカルなデザインです。
クロームメッキの前後フェンダーやヘッドライト、細身の燃料タンク、スポークホイール、そしてシングルシートなど、1960
年代から 1970 年代の小排気量スポーツバイクを思わせる造形が特徴です。
ヤマハ発動機でも「レトロファッションを盛り込んだ 50 cc
スポーツ」と紹介されています。
単なる移動手段ではなく、「所有する楽しさ」を感じられる原付として現在でも高い人気があります。
2 ストロークエンジンならではの味わい
搭載されるエンジンは空冷 2 ストローク 49 cc
単気筒。ロータリーディスクバルブ吸気方式を採用し、最高出力 4.6 PS
を発生します。
現代の4ストローク原付とは異なり、
- 軽快な吹け上がり
- 独特の排気音
- 2ストオイルの香り
- 軽い車体による軽快な操作感
といった特徴を持っています。
絶対的な速さを追求したモデルではありませんが、2
ストロークならではのフィーリングを楽しめる点が大きな魅力です。
絶対的な速さを追求したモデルではありませんが、2
ストロークならではのフィーリングを楽しめる点が大きな魅力です。
今なお色あせない人気
YB-1 は 1999 年まで生産され、その後は 4 ストロークエンジンを搭載した「YB-1
Four」へモデルチェンジしました。
現在でも人気が続く理由として、
- 現代車にはないレトロなデザイン
- 軽量で扱いやすい車体
- 2 ストロークエンジンの楽しさ
- シンプルな構造による整備性
- カスタムベースとしての魅力
が挙げられます。
また、排出ガス規制の影響により新車では味わえない 2
ストロークモデルとなったことも、中古市場で根強い支持を集める理由のひとつです。
最後に
YAMAHA YB-1 は、単なる 50 cc 原付ではありません。
ビジネスバイク由来の実用性と、レトロスポーツの趣味性を高いレベルで両立した一台です。
派手な性能を持つモデルではないものの、ゆっくり景色を楽しみながら走ったり、休日に磨いたりする時間まで含めて楽しめるバイクといえるでしょう。
現在では貴重となった 2
ストローク原付の魅力を気軽に味わえるモデルとして、YB-1
は今なお多くのファンに愛され続けています。

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